単身赴任の引越し

サラリーマンの単身赴任にはベストかも

単身赴任へ行くお父さん

学生の引越しシーズンは3月となりますが、サラリーマンだと桜の花が咲きまくるこの時期以外に単身赴任することがあります。 急な人事異動で遠く離れた支社に転勤することになった、今は春じゃなくて秋なのになんてこったい、そんな経験サラリーマンなら誰しも一度や二度あるでしょう。
独身の方なら何も考えずに普通の引越しをすればいいのですが、結婚して暖かい家庭をお持ちの妻帯者だとこれは相当悩む事態です。 マイホームの注文住宅を手に入れたばかりなのに転勤になった、奥さんや子供を連れて引越しをすべきか自分だけ単身赴任して戻ってこれる日を待つか、この選択はとても難しい問題なので一家で相談して決めることになるかもしれません。
まずは金銭的な問題ですが、新築したばかりのマイホームにはきっとローンが残っているでしょうから、転勤先に家族揃って引越しをしたとしてもその住宅を手放さない限り月々数万から十数万円の返済は免れません。 どこに新たな住宅を用意しようと、社宅に入居することができたとしても、ローンを支払いながら家族が暮らす住宅の家賃も同時に負担することになります。 家族を残して旦那さんだけ単身赴任する場合も同じで、1人暮らしとはいえローン+転勤先での家賃や生活費が発生します。
ですがワンルームマンションやそれほど広くないアパートでも支障はないでしょうからファミリーで引越しをして生活をすることに比べたら出費は抑えることができるので、すでにマイホームをお持ちの場合は単身赴任で簡単な引越しをするのが良策と、多くのサラリーマンはそう選択しているようです。 賃貸住宅にお住まいの場合はもう少し複雑で、いつ戻ってこられるか分からない、仮に3年ほどで元の勤務地に戻ってこれる予定だとしても、単身赴任ではなくみんなで引越しをすることを考えるケースが多いようです。
子供の教育上あまり転校をさせたくない、奥さんの実家が近いのでそのままこの地域で借家でもいいから残っていたほうが都合がいい、そんな理由でもなければわざわざ2つも住居を賃貸するような無駄なことは考えないのです。
とはいえ勝手に主人が独断で決定してもいい問題ではありませんし、みんなで相談してそれぞれの希望や言い分に耳を傾けて円満に解決する問題です。 今現在借家でも、転勤しても1年ほどで戻れる予定なら2度も引越しをするのは大変ですので、子供と奥さんを残して単身赴任したほうが子供も友達作りで苦労しませんし、引越し費用と手間を含めて判断するとダブルで賃貸住宅に住んだほうがお徳かも、ということも考えられます。 なので転勤が決まっても短期間だとわかっているのなら、単身赴任で旦那さんひとり旅立ってもらうのがみんなハッピーになれる選択になのです。
そんな単身赴任での引越しは大きなトラックの荷台は不必要なので、チャーター便、緊急便など軽貨物の運送を手がけている会社に依頼すれば安く済ませられます。 1年程度の男性1人の単身赴任なら少量しか荷物もないはずで、何着かのスーツとラジオ、炊飯器に冷蔵庫があれば他には何もいらないと思われます。 人によっては熱帯魚やシーモンキーを飼育する水槽やビリヤード台、天体望遠鏡やゴルフバッグをどうしても持っていきたい、とダダをこねるかもしれませんが、それでも1台の軽トラの荷台じゃ足りないよ、なんて程大荷物にはなりません。
費用も安いチャーター便でちょうどいいくらいなので、見栄をはって大型トッラックを何台も召集して派手な引越しをしなくてもいいのです。 荷物の総重量が300キロ程度なら格安のチャーター便で、距離にもよりますが1万~数万円で請負ってもらうことができます。 単身赴任だけど向こうでも一戸建ての賃貸住宅で優雅に生活したい、なのでダンボール20箱に家具やら生活用品を合計すると2トン近くあるかな、なんて規模だと通常の引越し同様専門の業者にお願いしたほうがいいでしょうが、標準的な単身赴任なら軽貨物運送をやっている業者に相談しましょう。